2011.11.29号
「仕事の絶望にいたる病」

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アジルアソシエイツの坂口孝則が送る 
〜調達購買マネジメントの深層と真相と心操〜
─────────────────────────── 2011.11.29 ─

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 ☆今週のコラム 『仕事の絶望にいたる病』
 ☆12月開催「調達・購買人材向トレーニングセミナー」のお知らせ

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■ ☆今週のコラム 『仕事の絶望にいたる病』

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ウツ状態になっているバイヤーに読んでほしい。

先日、ある雑誌から取材を受けたときに
「坂口さん宛の質問が事前に届いている」と聞かされた。
その質問はこのようなものだった。その質問者と上司のあいだの溝が広がり、
険悪になり、会社を辞めてしまいたいほどだという。
「ただし、転職しようにも転職先がないんです」とも。
質問者は私に問いかけていた。「どうしたらいいんでしょう」と。
たしか、大分県の方だったと思う。

たいへん不遜ながら、私は一言だけ申し上げた。「ご愁傷様です」。

みなさんが私の立場だったら、どう答えただろう。
「そりゃ大変ですね」だろうか。
あるいは、「その上司と関係修復に努めましょう」だっただろうか。
しかし、私にはそのご質問者の状況が救いがたいように思われた。
私には、「ご愁傷様です」以外の答えは、無意味で無責任のようなものに思えた。

ところで、この回答は、完全に無思想のものではない。

ウツに近い状態になってしまった人がいるとして、
その人に「でもあきらめずに頑張れ」とは言わないし言えない。
それこそ無責任な発言だと思う。日本人だからだろうか。生真面目な人が多い。
それに、心の底では「頑張れ」と言ってくれることを期待しているのだろう。
しかし、まともな精神状態であればいいとしても、
ウツに近い状態で「現状を変えるように頑張れ」という言葉を求めるべきではない。

なぜだろうか。
「逃げる」という言葉が日本では否定的な意味でしかとらえられていない。
私は思う。そんなに現状が厳しければ「逃げて」しまえばいい。
批判する人がいても、そんなのは無視しておけ。何より大切なのは自分が
快適に生きることであり、どうしようもできない状態に拘泥してしまうよりは
「逃げて」しまったほうがいいではないか。なぜ、現状にそれほどこだわる
必要があるのか。

逃げる。そんな選択肢を持っておけばいいと思うのだ。

納期調整や、低すぎる給料、社内での地位の低さーー。

ある人にとって悩みでもないことが、ある人にとっては悩みとなり、
それがウツを引き起こすことはたくさんある。
「そんな悩みなんて、アフリカの飢える子供たちの悩みと比較したら
たいしたことではない」と言う人がいる。
ただ、悩みは相対化できるものではなく、個別論で語るべきものだ。
もっとも悲惨な人たちの現状と比較することで、ある人の悩みを軽減しようとする
発想は明らかに倒錯したものだ。

ただし、その悩みを解消しようとすれば、私が冒頭の質問者に答えたように
「逃げろ」という想定外の回答も受け入れる必要がある。いや、受け入れる
必要はないかもしれないが、少なくともそのような回答も許容するだけの
気持ちは必要となる。

つまり、自分の想定できる内容であれば、それは結局悩みを解消することは
できず、ほんとうに悩みを解消しようと思えば、自分の想定外の回答を得る
必要があるからだ。

ところで、この「悩み」について、先輩社員から学ぶべきことは多い。
悩みとは、将来(あるいは理想)と現実のギャップによって引き起こされる。
その点では、先輩社員たちの、ある種の「諦観」が悩みを消すことは間違いない。
おそらく、その諦観と、昨今の「悩まない」本ブームは無縁ではないだろう。
先輩から学ぶべきところは、スキルや知識ではなく、仕事態度に移ってきている。
これは皮肉ではなく、ほんとうに。


■セミナーご紹介
『調達・購買業務の効率化と原価低減を可能とするシステム化、定石と勘所』

私(坂口)が敬愛する日本ユニシスの柴田さんが急遽、弊社でセミナーを実施
いただくことが決定しました。柴田さんといえば、5X5マトリクス思考術を
有名にした方であり、ベテランSEとして深く調達・購買業務に携わって
こられました。

『調達・購買業務の効率化と原価低減を可能とするシステム化、定石と勘所』
セミナー(12月8日開催)は、厚かましくいえば、ご本人の集大成とも
いえるべきものです。

これまで、システム系の会社が実施するセミナーの常套句は、
「今日、学んだことを具現化するために、弊社のシステム導入を検討ください」
というものでした。しかし、今回のセミナーは商売っ気なしのストレートかつ
骨太のものです。

また、タイトルから「調達・購買のシステム担当者向けか?」と思われた方。
そうではありません。「システム」とは「仕組み」であり、調達・購買業務を
スムーズにするための「仕掛け」でもあります。実践知を必要とするすべての
人にお勧めします。

【受講対象者】
・調達・購買のシステムにご興味のある方
・上記以外の方

詳しくはこちらまで
http://www.agile-associates.com/training/training_detail_system.html

1.購買業務の全容
   1.調達・購買業務とは
   2.基本的な業務の流れ
   3.調達・購買部門の役割
   4.購買業務に関する課題群
   5.課題解決に必要な視点と施策

2.システム化の定石
   1.調達・購買業務のシステム化の歴史
   2.現在のサプライヤ・リレーションシップ・
     マネジメントシステム
   3.サプライヤ・リレーションシップ・マネジメント鳥瞰図
   4.サプライヤ・リレーションシップ・マネジメント鳥瞰図の見方
     と利用法
   5.サプライヤ・リレーションシップ・マネジメントシステムの
     基本構成

3.重要項目の適用法解説
   1.調達・購買業務プロセスの効率化
   2.原価低減の手法
   3.サプライヤ管理
   4.サプライヤ評価と調達・購買戦略立案
   5.コンプライアンス・BCP
   6.システム化の実践と留意点
   7.IT環境の進化

4.システム化事例
   1.精密機器A社:プロセスの標準化をしてグループ各社に
     展開し業務効率化
   2.マスコミB社:業界固有ニーズを反映したシステムで
     コンプライアンス確立
   3.自動車C社:サプライヤ・ポータルを用い双方の利便性を
     飛躍的に向上
   4.建設D社:見積の電子データ入手とその科学的分析で
     原価低減実現

5.自己研修(システム化対象テンプレートを用いて自社の現状を把握後、
どこに着眼して効果を得るかを考える)

詳しくはこちらまで
http://www.agile-associates.com/training/training_detail_system.html


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■ ☆「調達・購買人材向けトレーニングセミナー」のお知らせ

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2011年12月開催「調達・購買人材向けトレーニングセミナー」の
ご連絡をさせていただきます。

【基礎セミナー】
 製造業「調達・購買業務基礎」セミナー
  講師:野町直弘
  日程:2011年12月21日(水)
    お申込・詳細はこちら
    http://www.agile-associates.com/training.html

【現場学セミナー】
 調達・購買担当者のための
 「一から学ぶサプライヤ評価とサプライヤマネジメント実務」セミナー
  講師:坂口孝則
  日程:2011年12月6日(火)
    お申込・詳細はこちら
    http://www.agile-associates.com/training.html
    
 「調達・購買業務の効率化と原価低減を可能とするシステム化、
 定石と勘所」セミナー
  講師:柴田晴康
  日程:2011年12月8日(木)
    お申込・詳細はこちら
    http://www.agile-associates.com/training.html


皆様のお申込をお待ちしております。

企業の個別研修をお引き受けします。
ご依頼、ご質問等々は、次のメールアドレスまで!
info-ag@agile-associates.com

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