2011.4.18号
「震災を乗り越えて−現場バイヤーは震災にどう対応したか−/購買担当がエグゼクティブになるために」
アジルアソシエイツでは、メールマガジン「目指せ!購買改革!!」を発行中(毎週/無料)です。ぜひお申込下さい。
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このメールは、アジル アソシエイツのお客様、
アジルアソシエイツが講演するセミナーにお越し頂いた方々、
その他の機会に名刺交換をさせて頂いた方々にお送りしています。
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「目指せ!購買改革!!」
〜調達購買マネジメント最前線〜
─────────────────────────── 2011.04.18 ─
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☆今週のメッセージVol.1「震災を乗り越えて」
−現場バイヤーは震災にどう対応したか−
☆今週のメッセージVol.2「購買担当がエグゼクティブになるために」
☆5月、6月開催「調達・購買人材向 トレーニングセミナー」のお知らせ
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■ 今週のメッセージVol.1「震災を乗り越えて」
□ −現場バイヤーは震災にどう対応したか−
■
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先日震災に対して現場バイヤーがどのような対応をしたか、という会に
参加してきました。各社の守秘情報もありますのであまり詳しくは
書けませんが、その中でいくつかの「気づき」がありました。
現場の方からすればそんなの当たり前だろう、という内容も
あるかもしれませんが、皆さんの参考になれば幸いです。
「まずは安否確認」
今回の複合災害はあらゆる企業に大きな影響を与えています。
当り前なのですがいきなり「うちの部品大丈夫ですか?」では
今まで築いてきた信頼関係を壊すことにつながります。
まずは社員や関係者の安否を確認する、これが鉄則です。
「情報収集は細心の注意が必要」
供給に問題がないかバイヤーの最大の関心事ですが、なかなか正確な情報は
取得できません。執拗に情報を求めてもわからないものはわからない。
社内では営業部門を中心に「いつになったら部品が入ってくるんだ」と責められる。
この状況を打開する得策はありません。
ただ「いつ」「誰から」「どうやって」で複数の選択肢を持つことが大切です。
「ボトルネックへの対応」
復旧がある程度進んだ時点では本当にネックになる部品やアイテムが出てきます。
これにどう対応するか、代替品を手配する、別サプライヤを探す、
輸入品で手当てする、これらの方法が考えられますが意思決定は難しいです。
「これからは生産枠取合戦」
生産能力は限られている。限られた生産能力の奪い合いがこれからは始まる。
この時点ではサプライヤといい関係を作れているバイヤーが有利という話も
でてきました。
だいたい一般論としてはこのような内容でしたが、私が特に関心したのは
以下の2点でした。
「過去の震災、事故から学ぶ能力の高さ」
今回関東だけでなく、関西のバイヤーも参加されていたのですが、
阪神淡路大震災や他の震災、事故の経験を生かした対応策が効果的だったようです。
例えば震災後通信手段が非常に限定的であったわけですが、阪神淡路の震災後、
衛星電話を拠点毎に準備している企業さんはこれが非常に効果的であったという
話をされていました。またある企業では阪神淡路大震災の経験を生かし
BCPマップ(サプライヤの拠点をリスト化し可視化できるもの)を作成し
見える化することで情報収集や情報整理に役立てていたとのことです。
このように特に関西の企業を中心に日本企業が過去の震災、事故から学ぶ
能力の高さに改めて驚きました。
「無理をしないことが重要」
「情報収集」や「ボトルネックへの対応」において無理はしない方がよい、
ということをおっしゃった方がいらっしゃいました。
私はこの意見に共感を覚えました。無理をして対応することで
既存のサプライヤとの関係性にひびがはいる、そこまでいかなくても
何らか将来に禍根を残す、こういうことがおこりやすい時期です。
日本企業は多かれ少なかれJIT生産方式を採用しています。
JITは何らかのトラブルがあった時にラインを止めるのが前提です。
そしてそのトラブルの原因を見える化し、徹底的に原因を直していく。
これが基本的な考え方です。つまり、無理をして生産を続けるよりも
復旧に向けて全ての力を注ぐのです。その通りだと思いました。
これは経済活動全般に言えることかもしれません。
我慢は必要、節約や節電も必要。でも無理や過度な自粛からは何も生まれません。
皆さんの話を聞き、改めて日本企業の能力の高さと学習力を感じるとともに
何か勇気をもらったように感じました。
(野町 直弘)
P.S.
先日震災後初めての研修を実施しました。
実は前回の研修は3.11ちょうど震災の当日だったのです。
震災後というものの10名弱ご参加いただきました。
また最近配属になられた方も多くとてもフレッシュな感じでした。
有難うございました。なんとなく嬉しかったです。
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■ 今週のメッセージVol.2「購買担当がエグゼクティブになるために」
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「組織の活動や業績に実質的な貢献をなすべき知識労働者は、
すべてエグゼクティブである」
という名言が記された帯の書籍をご存じでしょうか。
これは、P・F・ドラッカーの著作「経営者の条件」の帯に書かれた言葉です。
当然のことながら、調達・購買部門は、各種の調達活動を通じて、
生産活動や利益に直接的な影響を会える部門です。
従いまして、本メルマガ読者の皆様もエグゼクティブである、
またはエグゼクティブとして活動しなければならない、と言えるでしょう。
この書籍の中でエグゼクティブに求められる8つの習慣が紹介されています。
1.なされるべき事を考える
2.組織の事を考える
3.アクションプランをつくり行動する
4.意思決定する
5.コミュニケーションを取る
6.機会に焦点をあてる
7.会議の生産性をあげる
8.「私は」ではなく「我々は」を考える
これらの習慣は、「会社(組織・経営者)として視点を持ち、生産性を高く、
能動的に実行し続ける」為の習慣と言い換えられるかも知れません。
例えば、「アクションプランを作り行動する」「意思決定をする」という
3つの習慣を例に挙げてみましょう。
日々の購買業務の中で、
「言われたものだけ」「他の部門に決められた通り(サプライヤ・価格)」
に調達するというケースはないでしょうか。
そこには上記のエグゼクティブのための習慣は含まれておりません。
「適切(価格・納期)で発注するプランを自分たちで考え」、
「サプライヤ・価格の意思決定をし、他部門を巻き込んでいく。」といったように、
一歩進んだ行動を取らなければエグゼクティブとは言えないでしょう。
確かに意思決定をした結果、他部門を巻き込み切れず、
結局提案が通らないというケースもあるかもしれません。
しかしながら、チャレンジをして失敗することと、初めから何もしない場合では
大きな開きがあるのも事実です。
この例のように
「自分たちで能動的に動きながら」
「意思決定をし続けるチャレンジをする」という習慣を身につけるだけでも、
自分自身の成長は大きいものになります。また、これらの活動が
「組織」「自分自身」双方に好影響をもたらしていくのではないでしょうか。
そして、「『我々は』を考える」という最後の習慣。他部門も他企業も
他の担当者も「私」の視点ではなく、「会社として」どう取り組むべきか、
どう取り組もうと考えているか、にしか興味が有りません。
しかしながら、「私」の視点で語る方が非常に多いのも事実です。
本日ご紹介した習慣は、一部でしかないかもしれませんが、
購買担当がエグゼクティブになる、そしてエグゼクティブとして活動する為に、
必要な習慣です。ですが私自身もできていない部分が多々ございます。
これらの事項は一朝一夕で習慣化できるものではありません。
これらの習慣を身につけるためにも、日々の業務の中で本日のご紹介内容を
常に意識しながら業務に取り組んでみてはいかがでしょうか。
(奥田 高太)
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■ ☆「調達・購買人材向けトレーニングセミナー」のお知らせ
□■
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2011年5月、6月の「調達・購買人材向けトレーニングセミナー」の
開催についてご連絡させていただきます。
【基礎セミナー】
「調達・購買業務基礎」セミナー
2011年 6月14日(火)
お申込・詳細はこちら
http://www.agile-associates.com/training.html
「間接材購買基礎」セミナー
2011年 6月17日(金)
お申込・詳細はこちら
http://www.agile-associates.com/training.html
【現場学セミナー】
「コスト削減手法と戦略ソーシング」セミナー
2011年 5月10日(火)
お申込・詳細はこちら
http://www.agile-associates.com/training.html
「調達・購買人材向け交渉力」セミナー
2011年 5月24日(火)
2011年 6月 1日(水)<名古屋開催>
お申込・詳細はこちら
http://www.agile-associates.com/training.html
「サプライヤ工場の見方、改善のやり方」セミナー
2011年 5月25日(水)
お申込・詳細はこちら
http://www.agile-associates.com/training.html
「見積り査定、原価計算の基本」セミナー
2011年 6月8日(水)
お申込・詳細はこちら
http://www.agile-associates.com/training.html
「実践 海外調達」セミナー
2011年 6月22日(水)
お申込・詳細はこちら
http://www.agile-associates.com/training.html
【購買業務改革リーダー養成セミナー】
「調達・購買部門のためのリスクマネジメント」セミナー
2011年 5月20日(金)
お申込・詳細はこちら
http://www.agile-associates.com/training.html
「調達・購買実務者の意識改革」セミナー
2011年 6月21日(火)
お申込・詳細はこちら
http://www.agile-associates.com/training.html
皆様のお申込をお待ちしております。
企業の個別研修をお引き受けします。
ご依頼、ご質問等々は、次のメールアドレスまで!
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- 2008.04.18号(いけてるバイヤー、いけてないバイヤー/人材育成セミナーに参加して考えたこと)
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- 2008/1/4号(バイヤーに万歳を!/成長するバイヤーの条件)
- 2007.12.14号(バイヤー対統計学/サブプライムローンとサププライチェーンの共通項
- 2007.11.30号(プロフェッショナルバイヤー考/調達とM&A ?バイヤーの新しい職域?)
- 2007.11.16号(何故私は購買コンサルンタントになったのか?/CXエンジン選定について)
- 2007. 11.02号(マネジメントが変わらないと購買は変わらないのか?/購買業務の分業体制)
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- 2007.09.21号(日本人バイヤーの競争相手/調達・購買部門の問題は人手不足なのか?)
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- 2007.07.30号(バイヤーの特性/集中購買は何故進まないか?)
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- 2007.06.1号(開発委託の調達/調達・購買戦略)
- 2007.05.21号(購買コスト削減とPL/レアメタル調達について)
- 2007.05.02号(供給リスクマネジメントについて/購買を変えるムーブメント)
- 2007.04.27号(コスト削減のこつ)
- 2007.04.13号(ルールと柔軟性?購買業務の今と昔?/バイヤーらしさ)
- 2007.03.30号(コスト削減の大事なポイント)
- 2007.03.16号(購買部の2007年問題/ものづくりにとって重要なこと?構内請負の記事を読んで考えたこと?
- 2007.03.02号(購買部は必要か?/公共調達のあり方について?最高裁の調達プロセス?)
- 2007.02.16号(調達購買マネジメント本の発表その2/徒弟制度とバイヤー教育)
- 2007.02.02号(購買リスクマネジメント)
- 2007.01.19号(都会のバイヤーと田舎のバイヤー/共同調達を成功させる方法)
- 2007.01.05号(調達購買マネジメント本の発表)
- 2006.12.22号(購買農業論/バイヤーの資質「しつこさ」)
- 2006.12.08号(上司と部下のコミュニケーション/知のサプライチェーン)
- 2006.11.24号(調達・購買部門の人材育成/専門性の高い商材の購買管理)
- 2006.11.09号(原材料市況の高騰とバイヤー/バイヤー業務の難しさとは)
- 2006.10.27号(内部統制とリスクマネジメント/進化する購買ネットワーク会)
- 2006.10.13号(調達・購買業務アンケート2006を終えて/依然解決されない開発購買)