2010.5.7号
「ISM総会に出席して/2010年の購買トレンド」

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        「目指せ!購買改革!!」     
      〜調達購買マネジメント最前線〜
─────────────────────────── 2010.5.7 ──

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 ☆今週のメッセージVol.1「ISM総会に出席して」
 ☆今週のメッセージVol.2「2010年の購買トレンド」
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■ ☆今週のメッセージVol.1「ISM総会に出席して」
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先般米国サン・ディエゴで
第95回ISM(Institute for Supply Management:サプライマネジメント協会)
年次総会に出席しました。

連休前の忙しい時であり、また景気もまだまだ低迷感が漂っている中、
クライアントや社員に迷惑をかけてまで行くべきか悩んだこともありましたが、
今回思いきって訪米したことは
私にとって本当に大きなものを与えてくれました。
詳細は別途メルマガやレポートという形で
皆様には情報提供したいと思いますが、今号ではまずは所感のようなものを
簡単に述べたいと思います。

今回の訪米は本当に刺激的でした。

全米各地および全世界から2000人を超えるメンバーが一堂に集い、
初日のキーノートスピーカーのシスコシステムズのVPのプレゼンテーションは
圧倒的な迫力があります。
4日間の総会で100程度のワークショップが行われ、
米国だけでなく、全世界から購買部門長や担当者、コンサルタントが
先進事例やコンセプトを発表します。
夜は毎晩のように何らかの集まりでレセプションが行われ、
サプライマネジメント関連のソリューションプロバイダーや
システムプロバイダーなど多くの企業が出展した展示会も行われます。
ワークショップでは約1時間〜1時間半のセッションが行われますが、
30分程度は積極的な質疑で費やされるのが常であり、
また驚かされるのは出席メンバーの半分位が女性だということです。

詳しい内容については別で述べたいと思いますが、
今回まず驚かされたのはその圧倒的な規模と長い歴史に支えられた
重厚であるが自由闊達な雰囲気です。

こういう中、2000人の出席者の中でもアジアのメンバーは目立っていました。
韓国からは約60人程度の参加者があり、ホテルの宴会場では
韓国からの出席者のための会議室が設置されていました。
サムスン電子からは13名もの若きCPMホルダーが参加しています。
また今年のISMアワード企業としてLG電子が選ばれました。
中国からも韓国ほどではないものの、多くのメンバーが参加しています。
また中国調達のワークショップは多数設定され
多くの米国メンバーが参加しています。
どのバイヤーと話をしても「先週は上海にいた」とか
「中国IPCに勤務している」という話ばかりです。
そういう中、日本からの参加者は私を含む4人(多分ですが)。
参加者名簿を見ると日系企業からの参加者も多いのですが、
日本人はいないようです。
行けばよいというものではありませんが今回参加して感じたのは
「日本は取り残されている」もしくは
「日本は今後より取り残されていく」という危機感でした。

「(日本の特に製造業は)どうにかしなければならない!」というのが
まず最初に思い浮かぶ率直な感想です。

それではどうすればよいのでしょうか?

今回多くのワークショップに参加し、米国だけでなく、中国、韓国、
フィリピンのメンバーと話をし、また米国で頑張っている日本企業の方とも
話をして色々と刺激を受けました。
この中で、成功している企業、バイヤーに共通することがあります。
それは「実行する力」です。

現在は多くの企業の多くの先進事例を学ぶことができます。
また今回のような総会でも多くの企業の先進事例が学べます。
但し、事例を学ぶだけでは成功しません。
事例を学び自社にあてはめ構想、計画すること、
そして何よりもそれを「実行すること」、
これがベストプラクティス企業に共通した要素であるということ、
こんな当たり前なことを改めて感じました。
成功している企業に共通しているのは「理解する」だけでなく
「実行する」力を持っていることなのです。

今回の得られたこの2つの所感は、
今後の自分の活動を進めていく上での大きな指針になっていくことでしょう。

(野町 直弘)

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■ ☆今週のメッセージVol.2「2010年の購買トレンド」
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2010年も気がつけば5月に入り、早くも3分の1が終わりました。
その3分の1の期間の中で、政治・経済共に色々な動きを見せていますが、
今回はこの4ヶ月の経済ニュースなどから見えてきた
今年の購買のトレンドについて考えてみます。

■2010年の購買トレンド
1.「調達・購買改革」
2010年に入り、社内の経費削減だけでなく、
新たな「本気」の取り組みが数多く見られるようになっています。

代表的なものでは、「ソニー 部品調達改革促進 取引先半減前倒し」、
「資生堂 資材など世界一括調達」といったサプライヤマネジメント、
グローバルソーシングなどの取り組みや
「三洋電機 コストを削減するための社内組織設立」の組織作りなど。

これらの取り組みは今まででは難しいと思われるような
調達・購買改革の内容であり、ここには、昨年の取組を一過性にすることなく、
更なる高みを目指すという思いが感じ取ることができます。

2.「共同購買・共同調達」
2010年に様々な企業で共同購買・共同調達が行われています。

その形も「トヨタのミサワホーム出資拡大」といった
グループ内の共同調達だけに留まらず、
「日本旅行などの国際航空券の発券・仕入れで業務提携」、
「NTTドコモ スペイン大手とのスマートフォン共同調達」など、
企業/グループ/グローバルの垣根を越えて
様々な共同調達の形が見て取れます。

これらの背景として、国内の不景気や新興国需要の拡大などが要因となり、
従来の日本企業のコスト競争力だけでは
太刀打ちできない世界になって来ていることも要因だと考えられます。
これからは更に日本国内のライバル企業との共同調達も行われるなど、
2010年以降は日本企業が世界で勝ち抜くための施策として、
このような流れがより一層加速するのではないでしょうか。

■まとめ
2009年を振り返ると、様々な企業がコスト削減・経費削減に
取り組んだコスト削減の年でした。
2010年は上でも述べたように、大企業をはじめとして、
購買を更に深化させるような取組の数々が行われています。
取り組んでいる企業は、2009年を単発的なコスト削減の年とすることなく、
会社の仕組みとして購買機能を発展させていこうとしているのは
間違いがありません。

2009年にコスト削減で注目を浴び変わり始めた購買部門。
更なる取組を始めた企業を見ていると、
2010年は日本企業の購買が深化・進化していく年になるのかも知れません。

現在は新聞・雑誌等の紙媒体に加え、Web(Googleニュース)をはじめとして
これらの取組に触れる手段は豊富にあります。
購買担当者はこのような情報の中から
進んでいる企業の先進事例に触れると共に、
日常業務で使えるネタを仕入れながら、
日々の業務に取り組む事が求められるのではないでしょうか。

(奥田 高太)

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