第52回 スポーツに学ぶ


本コラムでは、私たちコンサルタントについて身近にしっていただきたいという目的もありますので、今回は私がやってきたスポーツについて書きたいと思います。

私は小さいころからいくつかのスポーツに熱中してきました。
子供のときは、スイミングとか剣道も少しやっていたのですが、長くおこなっているものは、
10代は野球、大学からはスノーボード。社会人になってからのテニスになります。
最近では週に3〜4日ジョギングにいそしんでいます。

まずは何といっても野球です。小学から高校まで野球部で毎日何時間も練習をしていました。10代の勉強以外の時間はほぼ野球に費やしていました。
小学校はサード、中学、高校とピッチャーをして、肘を壊したあとはファーストに移りました。
足もそこそこ速かったので3番か1番を打つことが多かったです。戦績はたいしたことはなかったのですが、高校のときに地区優勝をして県大会の2回戦までいったのが大きな思い出となっています。
地区優勝の瞬間も嬉しかったのですが、県大会の2回戦で敗北した対戦チームが優勝候補だったのも記憶に残っています。対戦チームにはスター選手が何人かいたのでプロのスカウトが何人もきていたのが印象的でした。あ、こういう選手がプロに行くのだなと思いました。そのときのピッチャーは阪神にドラフト2位で入ったのですが、その後は泣かず飛ばずだったことが残念ですが。

野球をやることによって多くのことを学んだと思います。守備や打撃や投球など技術的なことはさることながら、勝負に対する執着心、チームワーク、規律の厳しさ、団体行動、礼儀など今思うと自分の人格形成に多大な影響を与えていると思います。

大学から社会人になったころはスノーボードにかなり熱中して、冬はもちろんですが、夏にも茨城の屋内練習場(知る人は知っていると思いますが)にほぼ毎週通っていました。
大会などももちろんあるのですが、基本的にはセッションといって仲間と一緒に滑ったり、飛んだりしていました。
スポーツとしては当時はまだまだ技術も確立されていなかったので面白い時期だったのかもしれません。私が始めた頃はワンメイク(キッカーと呼ばれるジャンプ台を飛ぶこと)ではプロでも360〜540くらいの技しかしてなかったのですが、今では900や1080は平気で回しますし、回し方のスタイルもどんどん進化しています。

ずっと、スポーツ=勝負ごとという考えだったので、ここでは、勝負の勝ち負けではないスポーツの楽しみもあるのだなということを知った気がします。

結婚してから夫婦でできるスポーツということでテニスを始めました。今年の10月で丸6年テニススクールに通っているのですが、初心者クラスから入って、初級→初中級→中級→中上級までどうにかこうにか上がることができました。私は本当の趣味程度なので、しっかりやっている方から怒られるかもしれませんが、なんて安全なスポーツなのだ!と思いました。
ただ、野球に比べると結構断続的に動いているので思ったよりもハードだということと、確率のスポーツといわれるだけあって、強く打つのではなくていかにコントロールよく緩急をつけて打つことが重要だと感じています。野球でいうバッティングよりも、ピッチャーに近い感覚です。

テニスは幅広い年齢層やレベルの方と楽しめますし、趣味でやっていることもあるのですが、適度な勝負の緊張感と楽しみが両方あるといった感じで本当にリフレッシュできます。

最近はテニスに加えて、半年くらいジョギングしているのですが、奥が深いですね。
1人で単調な運動(もちろん走る技術もいろいろあると思うのですが)をするのは苦手だと思っていたのですが、意外にはまっています。

スポーツをとおして学ぶことは本当に多いと思いますし、これからも何かチャレンジしていきたいと思います。

2009年11月
江本