2008.11.17号
「買う技術〜継続的なコスト削減の仕組みつくり〜/事業仕訳について」

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        「目指せ!購買改革!!」     
      〜調達購買マネジメント最前線〜
──────────────────────── 2009.11.17 ────

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 ☆今週のメッセージVol.1「買う技術」
             〜継続的なコスト削減の仕組みつくり〜
 ☆今週のメッセージVol.2「事業仕訳について」

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■ ☆今週のメッセージVol.1「買う技術」
■□            〜継続的なコスト削減の仕組みつくり〜
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最近私が関心を持っているテーマは
「継続的なコスト削減の仕組みつくり」です。

以前からアジルアソシエイツは
「短期のコスト削減も大切だが、
中長期での調達購買マネジメントがより重要である」と主張してきましたので、
「最近」という言葉を使うのもおかしいかもしれません。

しかし、ポイントは「継続的な」であり「仕組みつくり」なのです。
これは「買う技術」と言ってもおかしくありません。

ビジネスは常に「売り」と「買い」があって成り立っています。
しかし今までは「売り」についての研究は多くの方によって行われていましたが、
「買い」を技術論として論ずること自体殆どなかったと思います。

「技術とは社会の各分野において
目的を達成するために用いられる手段・手法のこと。
・・学問的に技術を論じる場合には手段と能力とは明確に区別される。」
(Wikipediaより)

このように技術と能力(スキル)は明確に区別されてきたのですが、
「買う」ことは能力(スキル)として人に属するものであり、
例えば交渉力の延長のようにしか捉えられていなかったことが
「買う技術」を手法として確立できていないことにつながっているかもしれません。

しかし「買う技術」は存在します。

例えばコスト削減手法ですが、大きく4つの手法があります。
「(コスト精査や交渉等で)安くする」
「(ソーシングをかけて)安いところから買う」
「(テクニカルな活動によりVA、VE、標準化等を進め)安いものを買う」
+「買わない」です。

これらのコスト削減手法を品目や案件の性格に合わせて検討〜実行する。
こういう標準手順を実施しましょう。というのが「買う技術」の一例です。

また集中購買を推進もしくは組合せ発注等を行うことで、
ボリュームを集約、集約したボリュームを元に
よりよい購入条件を引き出すことを徹底しましょう、というのも
構造的な仕組みを作ることであり一種の「買う技術」です。

開発上流段階でコストを作りこむ「開発購買」の取組や、
「サプライヤマネジメントの仕組つくり」も「買う技術」と言えます。

購買ネットワーク会のメンバーが始められている「私塾」や
「ほんとうの調達・購買・資材理論」も正に「買う」ことを「技術」化し
それを広めていることなのです。

「買う技術」は「継続的なコスト削減の仕組み」そのものであり、
買う技術が定着している企業とそうでない企業では
中長期スパンでの価格競争力、収益力に大きな差がでてきます。

昨今の不況下各社の収益に関する報道や、プロジェクトでの実績、
アンケート結果からも、より一層それを実感する今日この頃です。

(野町 直弘)

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■ ☆今週のメッセージVol.2「事業仕訳について」
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新政府の行政刷新会議によって、事業仕訳が進められています。
2010年度の概算予算の見直しを進め、
歳出削減の切り札として連日報道されています。

行政刷新会議の事務局長に就任した加藤氏が所属する
独立・非営利団体の構想日本が定義する事業仕分けは
以下の5点とされています。

国や自治体が行なっている事業を、
1.予算項目ごとに、
2.「そもそも」必要かどうか、
必要ならばどこがやるか(官か民か、国か地方か)について、
3.外部の視点で、
4.公開の場において、
5.担当職員と議論して最終的に
「不要」「民間」「国」「都道府県」「市町村」などに仕分けていく作業。
(構想日本HPより)


昨今の経済情勢もあり、民間企業においても、
コスト削減を求める声はどんどんと大きくなってきております。

コストを削減する手法として、大きく3つの方法が挙げられると思います。
1.安く買う
2.安いところから買う
3.買わない

一番コスト削減効果が大きいのは、「買わない」ことだと思います。

事業仕訳の定義に照らしわせると、
「そもそも」必要どうかを議論し、最終的に「不要」かを判断することが
コスト削減手法の一つである「買わない」に通じることなのだと思います。

皆様も、安く買う、安いところから買うだけではなく、
その商品の購入が「そもそも」必要かどうかを今一度考え、
買わないことができるのか判断してみてはいかがでしょうか。

(藤田 和大)

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