第51回 掃除のモチベーション

前回のコラムでは、5Sについて書かれています。
今回のコラムでは、前回も取り上げられた「清掃」について書いてみます。

少し前の自己啓発書で「そうじ力」という言葉が取り上げられた時期がありました。
今でも色々な雑誌や自己啓発書などで「そうじ力」について語られることがあります。
自己啓発本が好きな私は「そうじ力」の本を読んで、試してみましたこともありました。
しかし、元来、私は掃除をしない人間として身内(家族)では有名です。
結婚して5年になりますが、その間掃除機をかけた記憶は3回程度、
窓ふきは大みそかのみと非常に妻にまかせっきりな人間で、
結局、「そうじ力」の本も3日坊主で続きませんでした。

が、あることをきっかけに、週末に掃除機をかけるようになっています。
毎週末は掃除機をかける人間に変わりました。
きっかけ「新たな掃除機の購入」です。
有名な某サイクロン掃除機を子供のハウスダストアレルギー対策として購入しました。

基本的に新しモノ好きな私。商品が到着するとまずは開けてみます。
デザインに満足し、試しに掃除機をかけてみると・・・

驚くほどの音と吸引力。そして何よりも驚くほど蓄積されるゴミ。

この掃除機を用いた掃除のステップは、以下の通り。
 1.掃除機をかける
 2.ゴミが見える
 3.こんなにゴミがあるのかと不安になる
 4.さらにかける
 5.ゴミがあまり増えなくなる
 6.安心する

このサイクルは毎週掃除機をかけるたびに繰り返されます。
ゴミが取れるのが「見える」のはすごく楽しい。
妻曰く「重く」「うるさい」掃除機ではありますが、
大量のゴミが見える掃除機は何よりも私にとってのモチベーションです。

掃除機の購入がきっかけになって、掃除に関心を持てて、
楽しくなるというのはある意味支出の価値があったと感じています。
これにより我が家のハウスダストは多少は減少しているはず・・・です。

2009年10月
奥田