2007.02.16号(調達購買マネジメント本の発表その2/徒弟制度とバイヤー教育)

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アジルアソシエイツが講演するセミナーにお越し頂いた方々、
その他の機会に名刺交換をさせて頂いた方々にお送りしています。

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        「目指せ!購買改革!!」     
      ?調達購買マネジメント最前線?
────────────────────────2007. 2 .16────

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  ☆今週のメッセージVol1「調達購買マネジメント本の発表?その2?」
  ☆今週のメッセージVol2「徒弟制度とバイヤー教育」
  ☆第九回購買ネットワーク会開催のお知らせ
  
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■ ☆今週のメッセージVol1
□ 「調達購買マネジメント本の発表?その2?
■□?購買部よ!声をあげろ!?」
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昨年末、調達購買マネジメント本「世界一の購買部を作ってみろ!!」
の発表について書きましたが、今回はその続編です。

まずは、皆様にお詫びしなければなりません。
この本はPDFファイルとしてのみ販売をしていまして、
印刷・製本されたものではありません。
印刷・製本された出版物をご期待されていた一部の方には
誤解を招くことになりまして、たいへん申し訳ございませんでした。

さて、今回の執筆本について、一部の方からご感想をいただきました。

『涙を浮かべながら「感動した」』
『資材業務に対する考え方(マネジメント)の資料は今まで無かった』
『社内の教育の資料に使えそう』
等々

というような喜ばしいご感想をいただいています。

とっても嬉しいです。
特に最初の「感動した」という方は自身も書中の坂口(主人公)のように
社内で新たに購買部を立上げ推進している最中であるという方で、
坂口との共通点を感じられているようで、
「勇気を与えられた」ということでした。
正に我々がこの書籍で成し遂げたいと思っていたことです。

また、「社内の教育の資料に使えそう」というご感想も
非常に喜ばしいことです。
是非、使い倒していただければ、
また、自社の状況を交えてカスタマイズしていただいて
上手く教材として使っていただければ益々光栄です。

ただ、今回の書籍について、
やはりもうちょっと工夫した方が良かった、という点も見えてきました。

何人かの方にご指摘をいただいたのですが、
「この本は企業のマネジメントの方に読んでもらい、
『購買部をこうやって作れば、非常に効果があがるんだ!』
という気づきを与える本にする。」
という目的も持っていたのですが、
その点からはタイトルのつけ方といい、内容といい、
ちょっと工夫が足りない、という点です。

この書籍にはエッセンスではありますが、
よくある購買部の実情と
それをブレイクスルーしていくためのヒントが網羅されています。

そういう点から、経営マネジメントの方や企業財務に携わる方、
経営企画部門の方、通常はバイヤーに相対している営業マンの方にも
非常に参考になる書籍だと自負しています。

購買を購買の世界だけではなく、
もっと広く購買職種に携わっていない方々にも購買をどうすればよいか?
という視点でアピールしていかなければならないのですが、
まだまだ力足らずです。

ただ、購買という仕事を世の中に認知してもらうためには我々だけではなく、
購買という仕事に携わる方々、一人一人が声をあげることが必要です。

購買部よ!声をあげろ!

しつこいようですが、「世界一の購買部を作ってみろ!!」は
以下のサイトより購入できます!!
http://www16.ocn.ne.jp/~fastska/bookshelf.html#sekakou
(野町 直弘)

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■ ☆今週のメッセージVol2
□ 「徒弟制度とバイヤー教育」
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私がバイヤー職についた時に,当時の部長より、
「バイヤーの仕事は徒弟制度だ。
経理や人事のような学問などないから、経験を通して学ぶしかない。」
といわれたことを覚えています。

その通りで、購買の仕事は、各企業毎にかなり特殊な業務もあり、
そのノウハウや手法も個人についている
所謂「属人的な要素」という性格が強い職務であると思います。
また、単に購入価格の高低だけではなく、
環境対応、リスク管理やサプライヤとの力関係のような制約条件も多く、
意思決定をマニュアル通りできないため、
現場での実務を通して身につけるものが重要というのも理解できます。
その意味で徒弟制度に近いといえるかも知れません。

しかし、標準的な理論や体系をまったく知らなくてよいかと言うと
そうではなく、標準的な知識を身につけることは、必要だと考えています。

サプライヤ評価制度を例にあげます。
サプライヤ評価のための指標と重みづけの手法や
主観性を排除するための方法論を知識として持っていると、
バイヤーの仕事はそれを企業毎の購買施策や
材特有の状況にあわせてカスタマイズすることに専念できます。
ゼロから構築するよりは数段優れた制度を
すばやく構築することが可能になると考えられます。
ここでは、バイヤーの能力は「いかに企業の実態にあった制度を構築するか」
という応用能力で評価されることになります。

知識とその応用が重要なのは、
専門医や会計士のような職務であっても同様だと思いますが、
バイヤー職でキャリアを積もうとしている人にとっては、
知識や理論を教育する教育機関や
それを実践する職場が少ないことは不幸なことだと考えています。

微力ながら、私もこれらの基盤づくりに貢献していきたいと思います。
(鬼沢 正一)

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■ ☆第九回購買ネットワーク会開催のお知らせ
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「Co-buy.net」と某大手製造業の現役バイヤーが発行している
メールニュース「世界一のバイヤーになってみろ」
及び現役バイヤー同志の方々で、第九回購買ネットワーク会を開催致します。

この会は、意識の高いバイヤー間の、また購買関連の業務に携わる方々
の交流会になります。
開催日時は2月24日(土)14:00?18:00、開催場所は日本能率協会会議室です。

2007年最初のネットワーク会になります。
ぜひ皆様ご参加下さい。

第九回購買ネットワーク会の詳細および、お申込はこちらのサイトまで。
http://www.co-buy.net/modules/eguide/event.php?eid=8

皆様方のご参加をお待ちしております。

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