第25回 お金儲けのノウハウ
オークションサイトで、モノではなくお金儲けのノウハウや情報が売られているのを見かけます。その値段は数千円から数万円で金額はまちまちですが、いったいどんな情報なのか、気になるところです。
実は、インターネットを探してみると無料でそれらの情報をかき集めて公開しているサイトがあり、お金儲けの情報やノウハウを知ることができます。(それらしいキーワードで検索すれば直ぐに出てくると思います。)
それらを読んでみると、お金儲けのノウハウは幾つかのパターンに分類できるのですが、まずはその一部を紹介しましょう。
ノウハウその1.『元金ゼロで年収1000万稼ぐ方法!』 このお金儲けのカラクリ、それはズバリ、メルマガの発行です!!(中略)
単価の説明ですが、購読者×単価が、収入となります。
単価は、1発行につき、約0.7円です。
それでは、実際に計算してみましょう。
・1ヶ月での計算(購読者1000人) 0.7×1000×30=21000円
・その後、購読者5000人として 0.7×5000×30=105000円
・その後、購読者10000人として 0.7×10000×30=210000円
10000人を獲得するには、約1年の期間が必要ですが、それから先はその収入が増える事はあっても減ることはありません。
現に私は、現在約50000人の購読者を持っていますが、それで月収100万円を獲得しています。一日の所要時間は、約20分足らずです。現に私は、現在約50000人の購読者を持っていますが、それで月収100万円を獲得しています。一日の所要時間は、約20分足らずです。
これはメールマガジンの広告枠を使ってお金儲けしようという方法ですね。現実問題として、個人でメールマガジンの会員を5万人を集めること、それだけ集客力のあるコンテンツを考案することはかなり困難で、ノウハウの理屈は分かるけど現実離れしてるノウハウといってよいでしょう。こういった、理屈は正しいけど数値目標が高いパターンの情報は多いですね。
ノウハウその2.明日から職替え!商品券で無限に儲けるビジネス 散歩がてら、金券ショップをのぞいてみよう。 そこには、様々な金券類が、カウンターに所狭しと並べられている事だろう。 図書券、新幹線の回数券、高速券、デパートの商品券、切手等だ。 この中で最も注目したいのは、一流百貨店の商品券だ。 実は、これを利用して儲ける上手いビジネスがある。 金券ショップでは、一流百貨店の商品券を額面の5?20%OFFで販売している。 例えば額面1000円の商品券を、20%OFFで購入できれば、1000円の価値のものが800円で手に入る訳だ。 そこで、百貨店でその商品券を使って1個20円のアメ玉を買えば、980円のおつりと20円のアメ玉が手に入り、980円?800円=180円の儲けになる。 しかし、額面1000円の商品券ではおつりも少なく儲けも少ない。 そこで、もっと高額の商品券を手に入れる方法を考えればいいのだ。 手に入れたアメ玉でもしゃぶりながら考えてみよう!!
これは、節約に関する雑誌記事等でも頻繁に紹介されたりする、明日から使えるちょっとお得なお金儲けのノウハウですね。でも、さすがに職換えできるほど儲けるのは難しいですね。ノウハウのタイトルだけ読んで大きな期待を膨らましたのに、中身はちょっとしたお得情報だったパターンというのも多いですね。
ノウハウその3.手間無しで時間が経つだけで大金が稼げる方法 (省略)具体的な内容は省略しますが、いわゆるねずみ講やマルチ商法ビジネスですね。商品の中身が変わっただけで、基本的なビジネスの仕組みはねずみ講だったりマルチ商法のノウハウであるパターンもかなり多いです。ちなみに、『ねずみ講=違法』『マルチ商法=必ずしも違法ではない』だそうです。
色々と読んでみると、これ以外のパターンでお金儲けのノウハウが紹介されていますが、結論から言うと、オークションで売られている情報は、全く無益ではないにしろ、理屈は正しいけど実践するには敷居の高いノウハウであったり、儲かるかもしれないけれども大儲けまでにはなりそうもないノウハウだったり、犯罪性の高いノウハウであったりすることが分ります。言い換えれば、オークションで売られたりする情報はわざわざお金を出してまで買う必要は無いと個人的には思いました。
さらに言えば、実のところお金儲けにあたりノウハウ自体だけではあまり価値は無いと気がつきます。ノウハウを知ったところでたちどころに大儲けが出来るわけではありません。ノウハウに基づいて実際にビジネスを立ち上げ運営し、利益もしくはコスト削減へつなげていくこと。このことを実際に実現させたプロセスや成果に大きな価値があるのだと思う次第です。
弊社もクライエントへのコンサルティングにてビジネスをさせていただいているところが大きいのですが、単純にノウハウを提供するというよりは、ノウハウに基づいてクライアントのビジネスを効率化する、クライエントのコスト削減を実現するためのプロセスの支援を行い、成果につなげていくことに価値があると考えています。
2004年最後のコラムとなりましたが、本年度のご厚情を心より御礼申し上げます。2005年も変わらぬご厚誼の程お願い申し上げます。
2004年12月
田中 亮
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